2014年11月15日土曜日

【つれづれ】3つの「強さ」(「加害」の弱さ)

(※とくに武道や格闘技をやっている方はわかりきってると思われることを書きます^^;)

最近思うことですが、「強さ」には3つの側面があると思います。

一つは「攻撃力」的な強さ。
一つは「防御力」というか、打たれ強さとか、慣れというか。
もう一つは「強さの自己認知」。

たとえば、ジムや道場に入門したばかり(もしくは半年~1年くらい?)
あまり組手やスパーリングに慣れていないが、技の威力はある。(ある程度は)
気が弱い(でも自分はある程度強いとも思っている)上に、元から力が強かったり、自己流他で少しやっていたりなど。

で、そういう人とスパーして、少し効かせただけで「ものすごく強くやられた」と思って、なりふり構わず(キレて?)攻撃してきます。
当然、スキも空きまくるので、捌いた後でもう一回効かせたり、カウンターで倒されてしまう。

その人の相手が、その人よりも弱い場合、「強くやられた」と思って、その人自身も強くやってしまうと、その弱い相手の人は傷つきすぎてしまう。
たとえば、女子(シニア、子ども…)だったりすると、色々問題だったり怒られます。

こういう人は、「攻撃力はあるけど(ある程度、ね)、防御力&強さの自己認知が無い」人なのだと思います。
これは強者とはいえない。

攻撃する力が強くて、打たれ強くもある、経験を積んでいて色んな相手と自分の力の出し具合に慣れている人ならば、どのような相手がきても、ある程度対応できると思います(もちろん強い人の中でも圧倒的な差があるので倒される場合はもちろんあるけど、もっとレベルの高い話)

今日スパーでそういう人がいたので、なんとなく思いました。
自分もケガをしないように、相手も無用に傷つけすぎないように(頭部や脚、骨系で痛めつけたり倒してはダメ)、相手の攻撃は食らわず流し、無駄に手数も出さず、一発のなにげないパンチで戦意喪失するくらい効かせる。

だから、ネットなどでよく言われる「強者」などというのは、相手がそう自己認知していたり、打たれても「効かないし、そのくらいの打たれだったら、笑顔で流せる」という余裕(優しさ?)を持っていない場合も多いのでは。
闇雲の鍛えられていないナチュラル攻撃力だけの子どもなのかもと。

DVも、大人のパワーゲーム問題だとかも、かなりの部分そうだと思います。
街のチンピラも、脅してハッタリきかせてくるやつ、弱いものにだけ強い態度で出れるやつは、だいたいそうだと思う。

「弱者認知」していて、すぐに傷つくくらい打たれ弱く、鍛えられていない攻撃力だけを信棒している。
だから強い者にいけないし、いざ出てくると、すぐ引く。

ネットでハラスメントの「加害」とされる人たちに対しても、「被害」の人は、闇雲に「相手は強者だから」と卑屈に弱者を振りかざしての吐き出しが多いが、怒鳴って力にものを言わせてくる相手は弱者なのだと、冷静に判断してみるのもいいのではと思います。
(とくに男性)